Hi・Fiオーディオ・カーオーディオ・ビジュアル専門店
symphomagi
オーディオのことなら…
TEL.088-655-8467
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コンセプト音楽は生活に活力やくつろぎを与えてくれます。
当店は数ある国内外の優れたオーディオ機器を販売するとともに、お客様の意向に沿ったオーダーメイドオーディオ機器の製作や高音質チューニングを得意としたショップです。

コンセプトは心を揺さぶる音。

オーディオで音楽を楽しむスタイルに決まり事はありません。何かをしながら聞き流すこともあれば、
一音たりとも聞き逃すまいとその音楽に向かい合うこともあるでしょう。
聴きたい楽曲を場所・時間・音量を問わず思い通りに再生できることがオーディオの良さであり、生演奏にはない自由があります。
また、その再生音楽がより生演奏に近い状態で聴けるように、使いこなしの技や経験値を高めることに趣味性や面白さがあります。

良いオーディオ機器はその場のシチュエーションに溶け込み、聴き手のイメージをどんどん広げ、くつろぎや活力を与えてくれるものでなくてはなりません。
また,優れた機器には優秀な設計とデータ諸特性はもちろんですが、聴き手の感性を引き出す要素を備え、ほぐれた音が求められます。
それには、基音と倍音の成分バランスと小さな音量でも反応する初動感度の良さが重要です。

シンフォマージ代表の小笠はオーディオ歴40年足らずですが、オーディオ全盛時代から今まの時代のトレンドを仕事と趣味の両面から眺めてきました。
これまでに蓄積したノウハウと熱意で音楽の楽しみ方を提案させていただきます。感性に響く音は音楽をより深く愉しませてくれるでしょう。

オーディオ界のHiに思うこと

オーディオの歴史をさかのぼると、
ベルが電話の特許を取得したのが1876年。エジソンが蝋管蓄音機を実用化したのが翌1877年。電気を使った通信は1830年代にはじまりましたがオーディオ的なルーツをたどると、音声の通信や記録再生ができたこの時期が起点となるのではないでしょうか。今から140年前のことです。

ラジオの商業放送は1920年に始まり、映画に音声が記録されるようになったのは1920年後半から。それまでは無声映画でした。
音楽ソフトの歴史はエジソンの機械仕掛けの蝋筒型蓄音機からはじまりSP盤に進化。その後、ステレオ信号をロングプレイできるLPレコードへと進化しました。そして、1982年にCDが発売され、デジタル時代の幕開けです。一気にデジタル化が進みました。
そのCDですら次のフォーマットにバトンタッチしようとしているので、我々は凄いスピードで進む時代を体感していることになります。

アナログとデジタルフォーマットの大きな差は利便性。選曲やコピーが瞬時に簡単にでき、沢山のアルバムをコンパクトなデータで持ち出せます。
重くてかさばるレコードをその都度買わなくても聴きたい楽曲だけをダウンロードすれば指先だけで即入手できるなど、アナログ世代からすれば夢の時代に違いありません。

最近よく見にするのがハイレゾ(High-Resolution Audio)のハイと、商品群の最上級クラスを表すハイエンド(High end)のHiがあります。
一方は、デジタル技術の進展により実現した高解像度音源。いわゆるハイレゾ(High-Resolution Audio)

どちらも、どれだけ凄いのかと期待しながら聴いてみるもピンきたことがありません。
ハイレゾ192KHz24bitは現行CDに比べ、横軸で4倍、縦軸で8bitなので総データ量では1000倍を超える数になります。では、ハイレゾ収録の音楽は誰もがびっくりするほど
音質が上がっているのでしょうか。また、ハイレゾ対応の機器で聴くとびっくりさせてくれるのでしょうか。現時点ではまだまだ、業界の期待と市場の反応に温度差を感じますね
では、目線を変えて、1000倍のデーター量のハイレゾ収録とCDの差が、比較程度の差とするなら、脳がより良い音と感じる条件は別のファクターが握っているとみることはできないでしょうか。
小笠はお客様から「ハイレゾって良い音しますか?」って問い合わせがあった時に、きまって「音のよしあしはフォーマットに関係ありませんよ。
器のサイズよりも中身(音楽)をどれだけ丁寧に収録し、センス良くミキシング・編集をしたかで決まりますから。・・・
ハイレゾは大きな可能性を秘めていますけどね。」と説明させていただいています。

最新のレコーディングで製作されたソフトからは素晴らしくS/Nの高いクリアな録音を聴くことがでます。また、鮮やかに音場空間を描く機器からは技術の進歩も感じます。
しかし、個人的には、音楽の印象はそれほどでもなく、アナログ時代より希薄なものが多いように感じます。
過去の名演奏収録のレコードとそのマスターテープを元に最新技術で起こしたハイレゾを聴き比べると当時のレコードの方がいいのではと思えることもあります。

ハイレゾを否定する気はありませんが現時点では技術先行型で、データー化できていない音楽性(感性のレベル)が追い付いていない状態に思えます。
いま一度、ハイスペックな機器の無い時代でありながらも、銘録音を残した先人の探求心と経験に学ぶ時期だと思います。
そして、ソフトもハードもこなれて、ハイレゾを普通にオーディオと言える時代になることを期待します。

一方のHiはオーディオ誌面を飾る高額商品たち。

「ハイエンド」とは商品の最高級クラスの一群を表す言葉なので高額です。商品は最新の技術と装いで作り込まれ、メーカーの方向性が見えます。
このクラスになるとブランドのイメージや所有することへの満足など、音の良さ以外の装飾やいろいろな要望に対しても満たす必要もあります。
音質面ではメーカーのフラッグシップ機なので、当然ながら環境の整ったメーカーの試聴室で念入りに仕上げられて生産に至ります。
逆に言うと、整った理想環境下で良い音が出るように絞り込まれているので一般的な家庭環境の狭くて音量も出せない空間ではその持ち味のほとんどを出せません。
もちろん、理想環境を準備できる方は物量を投入され、録音現場を彷彿させる音を楽しんでいただきたいのでカテゴリーとして必要だと思います。

特に注意したいのがスピーカーです。ほとんどのハイエンドスピーカーは日本の狭い家庭で聴くことを想定した設計になっていません。
近年のスピーカーは小型でも低域が良く出て、広帯域再生ができるようになりました。それは良いことではありますが技術的な発明があったわけではなく設計条件を変えたにすぎません。
小出力な真空管アンプより、高出力を簡単に取り出せるトランジスタに変わったことで再生音量はスピーカーの感度に頼らなくてもアンプのパワーでいかにもなるようになりました。
その結果、感度よりも小型化と広帯域再生への応用技術が進み、硬い複合素材(結果的に重い)の振動板や、大きなストロークにも耐える駆動設計ができるようになったからです。
その代償として音楽表現で最も重要な弱音の分解能が(初動感度)が恐ろしく悪くなっています。
物理の法則には逆らえないものであちらを立てればこちらが立たず状態が起こっています。
初動感度の悪いものにいくらハイパワーを入れても音量は上がれど表情は乗りません。
音楽の制作現場でもスピーカーの小型化とハイパワー化が進んでいるみたいです。無表情のスパイラルにならないことを願いたいですね。
メーカーにはもっと日本の家庭環境に適した、小音量でも音楽表現力の高い機器を、求めやすい価格から構えていただきたいと切に思います。

これから生まれる新しい音楽は希望であり、CD(発35年経過)やレコード(LP発80年経過)でコレクションされている名演奏や思い入れの音楽は財産です。
本来、音楽は生活にくつろぎや活力を与えてくれるものなのに、その要素に欠けが生じ、無表情でBGM化が進んでいないか気になるところです。
ハードも音楽ソフトも、大切なものは何かを見直す時期に来ているのではないでしょうか。
ハイレゾや最新技術のワイドレンジ機器が登場する中でヴィンテージ・アナログ機器やラジカセまでも音の良さが再認識されています。
そこには単に懐かしいだけではない心を開かせる和める音があるからでしょう。

日本人は新しいものが好きで技術優先的なところがあります。こと、ハイエンド商品は凝った技術や最新素材の理論優先で音楽表現は忘れられ気味のように思えますす。
日本のオーディオ誌はテストレポートの内容が乏しく技術先行です。また、その評論は商品コンセプトからの評価で、音楽を再生する道具としての尺度は読者にゆだねられている感じです。
期待して購入したハイエンド機器が高額なオブジェとならないために使用環境とマッチしているかを考慮することを忘れてはなりません。

ハイエンド=高級=音が良い。この関係は環境と使いこなしの技量がないと成立しません。

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